フクロウの餌・食事管理 Food & Diet
フクロウを健康に飼育するうえで、食事管理は最も重要な日課のひとつです。広島のフクロウカフェ「オウルドベース」が10年以上の飼育・販売経験をもとに、餌の種類・給餌頻度・置き餌の方法・体重管理まで詳しく解説します。
FOOD TYPE 主食となる餌の種類
フクロウの主食はヒヨコ・マウス・ウズラの3種類です。いずれも冷凍品を購入し、水に約20分浸けて解凍したあとキッチンバサミで処理します。作業時間は慣れれば約20秒ほど(ヒヨコの場合)で、初めての方が心配するほど難しくはありません。
ヒヨコ
カロリーが低く、多くのフクロウの主食として最も適した餌です。ただし骨が柔らかく哺乳類由来の栄養素が少ないため、週1〜2回はマウスを加えることを推奨しています。ヒヨコのみの単食は長期的に栄養バランスが偏るリスクがあります。また、カロテンの影響で爪や嘴が黄色くなることがあります。
購入 冷凍ヒヨコ 丸30羽 / 処理済10羽 / カット10羽 処理済・カットは下処理不要・解凍するだけ。
マウス
体長10cm程度の小型のマウスが一般的で、カルシウムや哺乳類由来の栄養素をしっかり補給できます。ただしマウスオンリーは絶対NG。高カロリーなため、インディアンスコップオウル・アフリカワシミミズク・アビシニアンフクロウなど小型〜中型の熱帯・乾燥地系の種には与えすぎると内臓脂肪がつき病気につながります。一方、シロフクロウなど寒冷地生息種にはマウスが必須です。
ウズラ ⚠ 注意
「時々」が適量です。最大の注意点は骨の硬さで、割れると鋭い破片が生じるため、フクロウには必ず骨を除いた肉のみを与えてください。フクロウはそのう(食べ物を一時的に貯める器官)を持たないため、骨付きウズラによる食道炎や突然死の症例が国内でも報告されています。ウズラのみの単食も必要栄養素が不足するためNGです。
購入 冷凍ウズラ お試し1羽 から試せます。 ※「処理済ウズラ」は頭・翼・内臓を処理したもので骨は残ります。骨ごと食べられる鷹・隼をお飼いの方向けです(処理済55羽 / 未処理55羽)。
推奨の組み合わせ
ヒヨコを主体に、3日に1回マウスを加える
この組み合わせが最も栄養バランスに優れ、フクロウの健康を長期的に保つことができます。
FREQUENCY 給餌頻度|成鳥と雛で大きく異なる
成鳥:1日1回が基本
成鳥になると1日1回の給餌で管理できます。1泊程度の旅行であれば1日断食しても問題ありませんが、夏場は脱水防止のため水を置いておくことが大切です。
雛:段階的に減らす
- ●育雛初期:1日3回食(ミンチ状から)
- ●中雛期:1日2回食
- ●巣立ち準備期以降:1日1回食へ
育雛期は体重を測りながら量・頻度を細かく調整する必要があるため、多忙な方には成鳥からのお迎えを推奨しています。販売中の成鳥はこちら →
PLACEMENT 置き餌の重要性
ピンセットで手からあげる場合でも、必ず残りを皿に置いておく「置き餌」を実践してください。フクロウは人間がそばにいる短時間だけでは必要量を食べきれないことが多く、置き餌をしないと気づかないうちに餌不足が進行し、ある日突然状態が悪化するリスクがあります。
推奨スタイル
夜に帰宅後ピンセットで給餌 → 残りを翌朝まで置いておく → 朝に皿を下げる。 夜中の静かな時間帯のほうがフクロウは落ち着いて食べられます。置き餌に慣れている個体が、置き餌にしたからといって人間に対して荒れることはありません。
WEIGHT 体重管理と食欲の観察
給餌前の毎日の体重測定は欠かせない日課です。食欲には個体差があり、夏場に食欲が極端に落ちても体重が維持できていれば問題ありません。健康管理で最優先すべきは食欲の記録よりも体重の変化です。詳しくは健康管理ガイドも参照してください。
お迎え直後に食べない個体に対して、不安から何度も強制的に食べさせようとするのは逆効果です。置き餌をして静かに様子を見るだけでよく、環境への緊張よりもお腹の空腹感が勝れば自然に食べ始めます。
COST 餌のコストと季節的な品薄について
| サイズ | 月間餌代の目安 |
|---|---|
| 小型フクロウ | 3,000〜5,000円 |
| 中型フクロウ | 5,000〜6,000円 |
| 大型フクロウ | 10,000円〜(種・個体差あり) |
フクロウの餌(冷凍ヒヨコ・マウス・ウズラ)は加工品ではないため、季節によって品薄になることがあります。当店の冷凍餌はオンラインストアから全国どなたでもご購入いただけます(クール便で全国発送)。品薄時は、当店でお迎えいただいたオーナー様を優先して供給します。
HOW TO CHOOSE 餌の選び方と加工度(丸・処理済・カット)
「うちの子に何を・どのサイズで・どれだけ」を、種類と猛禽のタイプから選べるよう整理しました。冷凍餌は加工度(処理の度合い)で価格と手間が変わります。給餌の手間を減らしたい方は処理済・カットを選ぶと、解凍するだけで与えられます。
| 猛禽のタイプ | おすすめの主食 | ウズラの扱い |
|---|---|---|
| フクロウ全般 | ヒヨコを主食に、3日に1回マウス | 骨を除いた肉のみ・時々 |
| シロフクロウなど寒冷地種 | マウスが必須 | 骨を除いた肉のみ・時々 |
| タカ・ハヤブサ(鷹狩) | ウズラ・ヒヨコを骨ごと | 丸・処理済を骨ごとOK |
マウスのサイズは個体の大きさに合わせます(小型種はSS〜S、中〜大型種はM〜LL)。給餌量は体重管理を基準に調整してください。
| 加工度 | 内容 | 手間 | 向いている方 |
|---|---|---|---|
| 丸(未処理) | そのままの状態 | 自分で処理 | 飼育に慣れた方/タカ・ハヤブサ |
| 処理済 | 頭・翼・内臓を処理(骨は残る) | 少ない | タカ・ハヤブサ/手間を減らしたい方 |
| カット | 食べやすい大きさにカット | ほぼ不要 | 幼鳥・小型種・初めての方 |
※フクロウには骨が危険なため、ウズラは骨を除いた肉のみを与えてください。処理済ウズラは骨が残るため、骨ごと食べられるタカ・ハヤブサ向けです。
Summary
食事管理の3ポイント
- 1.ヒヨコを主食に3日に1回マウスを加えた多様な献立
- 2.毎日の体重測定(食欲より体重の変化を優先)
- 3.置き餌の徹底(夜間給餌 → 翌朝下げる)
オウルドベースでは購入時に餌の量・さばき方・バランスを丁寧にレクチャーしています。
FAQ よくある質問
フクロウにヒヨコだけ与えても大丈夫ですか? +
フクロウの餌代は月いくらかかりますか? +
旅行中フクロウの餌はどうすればいいですか? +
お迎えしたばかりのフクロウが餌を食べません。 +
ウズラをフクロウに与えるときの注意点は? +
餌(冷凍ヒヨコ・マウス・ウズラ)はどこで買えますか? +
冷凍餌の送料はいくらですか? +
「処理済」と「カット」はどう違いますか?フクロウに使えますか? +
餌は、全国どこでもお届けします。
当店のフクロウ・鷹・隼たちが毎日食べている冷凍ヒヨコ・マウス・ウズラを、オンラインストアからご購入いただけます。クール便で全国発送。住所と配送方法を選ぶと送料が自動表示されます。
※冷凍餌は加工品ではないため季節により品薄になることがあります。品薄時は当店でお迎えいただいたオーナー様を優先します。
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